wildcatsの日記

赤羽在住でIT関係の会社の社長やってます。

派遣切り批判をあえて批判する


いざという時に雇用調整に踏み込むことは、企業として当然の経営判断だ。
ここまで問題視されているのは企業側の社会性欠如が問題ではないですかね。
「企業は社会との関係でしか存在しない。科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、企業は社会の一部である。」
ドラッカーの言葉だけど
好景気の時には派遣を経団連が推し進めて不景気になるとと派遣切りに走って住む場所も失わせたりとか内定している学生を切ったりしてしまうのは
社会における企業の責任を改めて考えさせられてしまう。
もしこういう企業側の行動を社会が許容してしまうと「約束はしたけど契約に書いてないから無効ね」というのも許容される論理につながらないだろうか?*1


確かに法制が整っていない現状は行政の問題として理解できるとしても契約や社会性を無視するような行動を企業が取った事が私は問題だと考える。

*1:もし派遣切りが完全に法違反なら産地偽装しないとやっていけない企業も許容される論理かな?