OSS導入に関するコスト
Saisseさんの日記から。
主題とはちょっと違った内容になるのだけど、私の仕事場でも同じ問題を抱えていて
TestCodeを書くために十分なKnowHowがなかったり、チームに対して十分な教育ができなかったり、不要なコードを大量に書いてしまったり、TestCodeを書くことにより開発環境が複雑化してコントロールできなかったり...
今回のプロジェクトではDIコンテナ+αの採用を見送りました。
- DIコンテナ+αを用いることでテスト容易性向上やその他の機能が用いれて便利
- 現在の開発チームでDIコンテナ+αの実績が無い
- 他に教育せんといかんことが
山盛りてんこもり - うちの会社の誰が保守するのかが不明確→知識レベルとしてDIコンテナすら知らない人がアサインされる可能性が大
という理由からです。
世間的には普及しているとは言え弊社ではDIコンテナを使ったことがあるという人が少ないのが現状です。*1
OSSを用いることで生産性は向上すると思いますし私一人で開発・保守を行えるのであれば当然のように採用しますが
会社による保守まで考えた上で導入を行う判断を下すにはドキュメントを残すだけではなく
会社全体の技術レベルの向上が必要だと考えています。*2
こういった現状の問題がいつになっても解決しそうにない負のスパイラル状態では
技術者としての「やる気」はあがらないですなぁ。
*1:普及させれば良いじゃないか!という指摘がありそうですが、そこに変な政治的な要素が絡んでくるからめんどくせーんすよ。