wildcatsの日記

赤羽在住でIT関係の会社の社長やってます。

外注で携わる技術者としての言い分

上の続き。
今度は技術者としての視点で考えてみる。
私は若い時にあちこちのプロジェクトを流浪することになったのですが
その際にはその仕事を行うときに常に目的があったように思います。
目的とは「自分が持っていない知識を身に付ける」です。


例えばとあるシステムの詳細設計とPro*Cのプログラミングの仕事をしていたときに
そこのプロパーのDBAの人と仲良くなったおかげでOracleのパフォーマンスチューニングの知識を得ることができました。
もちろん自分の普段の仕事はプログラミングでしたから残業時間を使って
アプリケーションのベンチマークを取ったりとかinit.oraをいじってDBの性能向上を図ったりとか。


技術者の視点に立つと上に書いたように「契約範囲」だとか「契約内容」だとかで仕事の範囲を狭めてしまうことは
成長と言う視点で考えると「得策ではない」と個人的に思っています。ですから客のお金を使って成長と言うのは納得できます。
ここで最近の若造の話を書くけど「Javaでプログラムが書ければよいんだ」とか「上から言われたことをやれば良いんだ」などの受身で自主的に動けない人が増えているように思います*1
自信があることや約束した内容しか仕事をしないと言う姿勢も理解できなくはないのですがそれでは技術者として成長できません。
そういった人達を元請企業として採用する側としては「有り難い事」なのか「使えない奴」なのかと言うのは
採用する側の目的によって異なるように考えています。
とあるプロジェクトに私が参加したときに「いろいろと提案した」ところ「うるさいから黙ってろ」的なことを言われたことがあります。


最後にマネジメントに携わる者の視点で書こうかと思ったけど時間が無いな。

*1:こういうことを書くようになったんだからオレもおじさんになったんだよな